観戦記:全日本女子サッカー選手権(アルビレックスvsベレーザ)(INACvs湯郷ベル)


全日本女子サッカー選手権大会 準決勝(@国立競技場)2011/12/27

第一戦 アルビレックス新潟2−1日テレ・ベレーザ

第二戦 INAC神戸4−1岡山湯郷ベル

を観戦してきました。

なんと!チケットは大人1,000円(たぶん子供は無料)!!
なでしこジャパンのメンバーが多数間近でみれる、しかも2試合観戦できるのに1,000円とは!大変にお得でした。


しかも、第一戦〜第二戦の間の時間に、熊谷紗希選手&鮫島彩選手の握手会(東日本大震災募金のため)が開催されてました。

もちろん僕も募金して、熊谷さん&鮫島さんと握手してきました☆彡
あの温もりと感触は一生忘れませんよ(^^)/
実際に間近でみて2人とも可愛かったです。やはりテレビや雑誌でみるのと、ナマでみるのは違うな、と思いました。


試合後のアルビレックス新潟日テレ・ベレーザ

試合後の岡山湯郷ベルの選手たち(@国立競技場)

試合後のINAC神戸の選手たち(@国立競技場)


両試合とも見所のある試合でした。試合全体の総括は横に置いて、僕は気になった選手をピックアップして寸評を書いておこうと思います(採点セリエA方式)。


アルビレックス新潟2−1日テレ・ベレーザ


岩渕真奈ベレーザ)採点4.5
上手くて魅せるプレーをやるけど、それは数回だけ。それ以外の時間帯は消えている時間帯が多い。テレビではわからないが、スタジアム観戦していると他の選手と比べハードワークしていないのも分かった。気のせいかも知れないけどピッチ内外で少し孤立している印象も。今後の日本代表選手としてのキャリアが心配。

永里亜紗乃ベレーザ)採点4.5
相手チームのFW(菅澤選手)と比較すると、ポストプレーや運動量など全ての面で完敗だった。あと得点のニオイがしない。何か特徴が欲しい。

木龍七瀬ベレーザ)採点5.5
サイドハーフとして魅力的なプレースタイル。縦への突破力があるけど少しプレーが単調なので、なでしこジャパン入りするには、そこが課題かも。

上尾野辺めぐみ(新潟)採点6
今日の試合は中盤でのパスミスが目立った。左目付近を打撲で怪我していたみたいなので、それが影響したのかな?それでも決勝アシストにつながったCKはさすがの精度と切れ味だった。

菅澤優衣香(新潟)採点7
この試合のMOM。得点は無かったが大型FWとして90分間、前線からのプレッシングとポストプレーを献身的にこなした。消える時間帯も無かった。相手チームのFW(岩渕と永里)と比べたら、仕事量で圧勝していた。なでしこジャパンに近い選手だと思う。少なくとも高瀬・岩渕・永里亜より使えそうだ。



INAC神戸4−1岡山湯郷ベル


宮間あや(岡山湯郷)採点5.5
貫禄はあったし宮間選手自身のプレーは安定していたとは思うけど、やはり相手とのチーム力の差はさすがに埋められなかった。

チ・ソヨン(神戸)採点6.5
マスコミの過大評価と思っていたけど、この韓国代表選手はスタジアムで観ると上手さ&強さがよく伝わってきた。トップ下としてここまで完成された選手は日本にいそうでいないなぁ。

南山千明(神戸)採点6.5
78分に交代するまでプレーが安定していた。消える時間帯が少なく、ミスパスが少なく、的確なショートパスで捌いていた印象。もともとフル代表に入っていた選手(数年前に大怪我して代表から遠ざかっている)らしいけど、今日のクオリティ高いプレーみていると、来年のなでしこジャパンに入る資格アリです。

川澄奈穂美(神戸)採点7
この試合のMOM。左手甲の負傷でスーパーサブと報じられていた川澄選手。予想に反してスタメンで出てきました。接触プレーの後、やはり左手をかばうような受身をしたりして万全の状態でないのは観客席からも伝わりました。ただ、足元のプレー・スピード・技術・得点力はさすがですね。

郄瀬愛実(神戸)採点5.5
なでしこジャパンのFWという観点で少し残念な出来でした。菅澤選手(新潟)が素晴らしかったので、どうしても比較して観てましたがプレー全体のクオリティが菅澤のほうが上だと感じました。



ということで、ロンドン五輪を目指すなでしこジャパン候補にFW菅澤優衣香選手(新潟)とMF南山千明選手(神戸)を推薦します☆彡